インドシナ半島などには自宅の敷地の境界を示すであろう門の上にとりを止まらせる例があります。
古代の日本人がそうしたように、アジアの人々の中にも鳥を魂と関わる動物と見る傾向があるようです。
門の上に置いた鳥に神礼の働きを感じ、出入りをチェックさせているのかもしれません。
それは狛犬への信仰と同じ動機から出ているようです。
神霊のいる地点であることを暗示するものが鳥居だといっても良いでしょう。
鳥居が内と外との仕切りであるとの見方に立ちますと、神社の鳥居は、明らかに俗世間と神域とを分ける、結界に当たるものともいえるでしょう。
さすれば、鳥居をくぐられる前に、神霊にたいして、お辞儀をなさり挨拶なさるのが肝要です。

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