この方が存じ上げておられる方に全く境遇の違うお二人の女性がおられるそうです。
お一人は、小さい時に両親に死に別れ、施設に預けられ、しっかりした教育も受けられず、中学を卒業とともに働きだされ、中年になってようやく小さな食堂を営むことが出来なさったものの一日中仕事漬けで、旅行も出来ず、食べるためだけのために働いておられるような方だそうです。
もう一人は、恵まれた家庭に生まれられ、小学校時代にすでに海外旅行をなされ、立派な教育を受けられ、立派な学校を卒業され、立派な会社に就職され、就職後も海外旅行や立派なレストランでの食事を頻繁に楽しまれる方だそうです。
一般的に申せば後者の方が成功者といえるのかと思いますが、この神職の方曰く、お二人ともすべてが正しく、成功者との由です。
前者の方は、苦労なさったために小さなことにも喜びを見出すことが出来るようになられ、人相がすこぶる良く、そのために人気者で、困った時には、助けて下さる方が増えてきたそうです。
後者の方は、人が羨む経験をなさったものの、益々刺激を求められるようになられ、何事にもなかなか満足できなくなられたそうです。
このお二人が次の世にどのような人生を歩まれるかわかりませんが、すべては、大きな流れの中の一シーンでありますので、あたしたちがすべきことはどのような人生でありましても、楽しむことだそうです。
すべてが正しくすべてが最高と楽しんだ時に、善き御霊磨きが出来、それこそ最高の人生なのだそうです。

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