京都では、「新嘗祭」を「お火焚き」と称する神社が多いのですが、当宮でも、「お火焚き」と呼んでおります。
新嘗祭は、天皇陛下がその年に収穫された新穀などを天神地祇(てんじんちぎ)に供えられて感謝の奉告をされ、これらを神様からの賜りものとして天皇陛下御自身も食される儀式であります。
毎年11月23日に宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行われますが、同じ日、全国の神社でも斎行されます。
お火焚き祭は、江戸時代から京都で多く行われている神事で、奉納された護摩木を、火床に入れ焚き上げます。
秋の収穫に感謝し、厄除けなどを願いつつ、護摩木(火焚串)に書かれた諸々の願いを祈願する行事です。
なお、新型コロナウィルスの感染拡大があり、神社庁からの要請もありますので、今年は、御殿内の新嘗祭の祭事は、神職のみで斎行し、その後、境内でお焚き上げをいたします。

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