追善という考え方は、中国において、仏教が儒教の影響を受けた結果生まれたものでありまして、遺族が故人に代わって善を追加することで、故人を速やかに成仏させることを目指すものであります。
法要を営むことは、この追善供養のためだそうです。
あたしたちの本体である魂は、この世での御霊磨きやお役目が終わりますと、この世を卒業しまして、あたしたちの本来の場所であります神様の元に戻ります。
そこは、この世とは異なり、思いが瞬時に実現する理想郷のようなところでありますが、そこで安穏と暮らすかと申しますと、そうではなく、霊界での御霊磨きがあるのだそうです。
それは成仏にもつながりますが、あたしたちは、そのお手伝いをすることが出来ます。
そのやり方とは、神道では、祖霊舎でご先祖様に、あたしたちが幸せで暮らしていることをお伝えし、ご先祖様のご冥福、つまり冥界での幸福をお祈りすることだそうです。
そのような祈念は、先祖様を喜ばせ、霊界での御霊磨きに活き、その喜びは、あたしたち自身の喜びとして、この世に戻ってくるのだそうです。
この世とあの世は遠く離れているのではなく、隣り合い、お互いに影響を与え合っているのだそうです。
追善は、あたしたちへの追善でもあるのだそうです。ある神職の方から教えて頂きました。

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