デジタル思考とは何かと申しますと、すべてをゼロか1、すなわちあるか、ないかで判断することであります。
つまり、全てを白黒はっきりさせようという考え方であるといえます。
しかし、周辺の自然に目を転じますと、世の中とは、ほとんどが白黒はっきりしないもの、つまりグレーです。
しっかり分けられないことがほとんどであるというのが真実です。
分けられない、正解がない、モヤモヤしているカオスであって、それを理解したうえでこの世界を生きますと、必ずしもすべてはっきりさせなくても良いということが分かってまいります。
逆に広がりのない視点から見てしまいますと、「答えがないのは間違いである」となってしまい、あたしたちを取り巻く周辺の真実と異なってしまいます。
それでは、自分自身を縛ってしまうことになってしまいます。
さすれば、デジタル思考がもてはやされる今日こそ、敢えてデジタル思考に反し、アナログ思考で、理解に余裕を持たせ、自分を苦しめずに生きるのが肝要です。

にほんブログ村

















