日本には、「むすひ(結び)」の信仰があります。
「結び」は、「物を結ぶ」という以外に、人と人、心と心の関係をも「結び」として表わされ、特別な意味が含まれております。
ご縁を表す「むすび」は古くは「産霊(むすひ)」と申しまして、全てのものを生み出す神威のことを表してまいりました。
古事記の冒頭、天地、万物を生み出された神話にタカムスヒノカミ、カミムスヒノカミがあらわれ、出産の際に見守って下さるのが産神(うぶかみ)という産霊の神様であります。
また、産土(うぶすな)の神様というのはあたしたちが生まれた土地の神様で、どこにいても自分の一生を守って下さる神様であります。
神様と自然のすべてのものと結ばれている存在があたしたち人間であります。
そしてこの感覚を信仰の形で伝えているのが神社といえます。

にほんブログ村












