「天つ罪」は、農耕に関するもの、「国つ罪」は、人倫に関わるものとされます。
また、大祓詞自体をみますと、大きく前後に二分され、前半には、神話を掲げ、大きな特徴となっております。
ここには、「天孫降臨」を語っておりますが、記述は、「古事記」や「日本書記」とは微妙に異なっております。
大祓詞の後段には、「天つ宮事」という言葉が出てまいります。
「天つ」は高天原に由来するものや神聖な事柄に冠します。「宮事」につきましては、諸説あるようですが、正月行事で予祝としておこなわれる「祝木」かと思われるようです。
神々の力を引き出すための「木切れ」を用意するのが「天つ宮事」であったかのようです。
大祓詞ではこの後に灌木を鋭利な鎌で切る様子を比喩で表現しております。
この辺りのことを意識されながら大祓詞を奏上されますと、大祓詞がより身近に感じられるようになるかもしれません。

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