あたしたちの周辺はあたしたちの心の反映

ある神職の方から教えて頂きました。

あたしたちは、日々、あたしたちの周辺で起こることに右往左往しておりますが、真実は、あたしたちの周辺でおきることは、あたしたちの心の中の状態を反映しており、世界で起きることは、人類の集合無意識が反映しているのだそうです。

さすれば、問題の原因を周囲に求める前に、あたしたちの心に存在する闇を光で消し去り、心を明るく朗らかにすることが何より良い周辺を作り上げる要諦だそうです。

心配事が心に芽生え、それに栄養を与えてしまいますと、それは心に芽吹き、大きく成長しますと、それが顕現するのだそうです。

他人を責める前に、自分の心からネガティブな事柄を祓え清めるのが肝要だそうです。

毎日大祓詞を唱えるのは、心を浄める最も良い方法の一つだそうです。

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正義の味方の嘘八百

文豪司馬遼太郎さんの友人でもあり、国文学の泰斗でもあった、元関西大学の谷沢永一教授は、「正義の味方の噓八百」というご本を上梓なさいました。

存じ上げているある神職の方によりますと、まさに正鵠を得た表現だそうです。

戦う力を推進力にしている方の特徴は、全てを「正義と悪」というパターンに分類なさるようです。

心の中が「こうあるべきだ」という理想像と、「こうあってはいけない」という勝手な判断を通してすべてが、「いい：悪い」、「正義と悪」に分かれて見えてしまうのだそうです。

しかし、真実はそう単純ではありません。

もっと入り組んでいるのであり、それを自分自身の謙虚でない一方的な基準によって自分を正当化し、他者を断罪するのは神様の道とは違っているようです。

しかも、自分の善悪に執着しているのが問題だそうです。

あたしたちは須らく神様の子供であり、神様はすべての人を愛しておられ、必要のない方は一人もおられないのだそうです。

自分の判断ではなく、神様の前で謙虚に、神様の声に耳をそばだて、あたしたちにはわからないこともあると認識して、神様を頼りに生きるのが肝要だそうです。

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四柱の祓の神様

大祓詞の最後には、四柱の祓の神様が登場致します。

この四柱の神様とは、「セオリツヒメ」（急流に降りている女神様）、「ハヤアキツヒメ」（勢いのある河口の女神様）、「イブキトヌシ」（風の吹き来る所を司る神様）、「ハヤサスラヒメ」（勢いのある『罪・災いを』失わせる女神様）であります。

そして、これら四柱の神々が持ち分けて罪と災とを流し去り、吞み込んで消滅させます。

消滅のさせ方が、穏やかに書かれているのが特徴です。

この四柱の神様は、本居宣長翁が「玉勝間」で指摘なさったとおり、伊勢神道の「神道五部書」に見える神々です。

自己祓をなさる時にこの四柱の神様を意識なさるのがよろしゅうございます。

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2023年01月09日のつぶやき

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