病める人は、何を持っても、まずその病から心を反してしまうことが肝要だそうです。
ああなりはしないか、こうなりはしないか、すべっての、ころんだの、と考えておりましたら、あたしたちは、一分一刻も、安心できることはなくなってしまいます。
船に乗ったら船頭任せ、病になったら医者任せが正しい道だそうです。
さらに敷衍しますれば、治らない病は、一生に一度しかありません。
もしあるなら、二度も三度も死ななきゃならなくなります。
しかし、それまでは、そのたびに死ぬことはありませんので、安心すればよいのだそうです。
病になれば、医者にかかるもよし、医者にかかりましたら、医者に任せばよいのだそうです。
病になればむしろ病を忘れるくらいの気持ちになるのが肝要だそうです。
病は忘れることにより治るのだそうです。
神様に引き取ってもらって忘れれば、当然、病は治るのだそうです。

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