万葉集などにあたりますと、古くは、酒のことをキと呼びました。
この場合、ミは尊敬語または丁寧を表す語なので、酒をたてまつるべき相手を敬ってミキと言ったのです。
豊御酒(とよみき)とも言われました。
トヨは、誉め言葉ですから、トヨミキは、酒を讃嘆した言い方になります。
お酒が貴重品であったことに由来致します。
作るのに大変な手間・時間をかけて造ったものでした。
そこで人々は、酒の神様の働きに期待したようです。
少彦名(すくなひこ)という神様が酒を司りなさるとする信仰は、古来の信仰です。
このほか奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)も酒造りの神様です。
そこで、酒をミワとも言うことがあります。

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