著者は、イラン生まれの方ですが、日本に帰化された方です。
この方は、先の東北の震災の時の日本人の助け合いの精神や高い民度に感動なさった由ですが、今回のコロナウィルス禍に対しては、日本人は変わってしまったのかと思われたそうです。
テレビはこういった時にこそ社会を明るくすべく、そして、助け合いを醸成すべく編成すべきなのに、どの番組を見ても文句ばかりを言うだけで、有名人の方々も、何か協力できるかなどへの言及がない由。
出身国のイランのテレビでは、応援の番組が放送され、多くの有名人が競って高額を寄付なさっているそうです。
また困った時には、親戚同士で食べ物や物資を融通し合われることは日常茶飯事で、政府や他人に対する不平は少ない由。
日本の状況をご覧になられて、日本人は自分が社会の一員であるという自覚に疎いと感じられたそうです。
文句を言う前に社会の構成員としての自覚と協力を惜しまない姿を見せてほしいとおっしゃいます。
家にとどまり、家族や隣人を大事にする、不自由もしばらくは我慢する、税金で困窮者を分け隔てなく支援することを支持し、余裕がある方は寄付をする。医療従事者やインフラを支える人をサポートする、等々。
愛する日本人は、必ず目覚めるのでその時を待っておられるとの由です。

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