神道では、言霊と申しまして、用います言葉には力がありますので、良い意味の・良い響きの言葉を使う様に留意いたします。
逆に申しますと、悪しき言葉は、呪いの言葉となります。
しかしながら気を付けなければならないのはは、一見良い言葉と思われる言葉にも呪いの言葉に変じるものがあるということだそうです。
例えば、「落ち着いて」と云われたとします。
これは、相手のことを思いやっての言葉ですが、その言葉をもらったために、自分は「落ち着かない性分なのだ」と無意識に認識し、却って緊張することになり、意図しない呪いの言葉となります。
これを脱するにはどうしたらよいかと申しますと、「落ち着いて」ではなく、「楽しんできなさい」など、呪いにならない言葉を選ぶ必要があるそうです。
この究極の形が祝詞でして、祝詞では、言葉を吟味し、作文致します。
そのために祝詞そのものに言霊が宿ることになります。

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