「風土記」という書物の中には、ある神様がある土地に現れなさって、杖を突きさしなさったという話が載っております。
この「杖を突きさす」という行為が「シメ」に当たるそうです。
シメとは、「占め」で占有することであります。
今日でも、鳥居やおやしろ、手水舎・神輿などに「しめなわ」を張ります。
これは神聖な場所やモノであることを示します。
また、地鎮祭を行うときもそうです。
あるいは、例祭が近づきますと町内には、「しめなわ」が張り巡らされます。
神様をお迎えするためのものです。
神様をお迎えする場所を清浄にして、神様をお迎えするという気持ちを表す名残です。
「しめなわ」が張られている処の意味を理解しますと、見方が変わってまいります。

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