少し前まで、「お天道様が見ている」という言葉で、子供を諭したものでした。
人に見られていないから何をしても良いというのは間違いで、お天道様はいつもご覧になっているので、お天道様に恥ずかしいような行いをしてはいけないという、一種の道徳的規範でした。
これは宗教の大きな使命でもありました。
宗教による歯止めがありましたので、様々なことに歯止めがあり、暴走することはありませんでした。
しかし、最近は、宗教による規範ではなく、人間の理性と合理主義を規範とする傾向があります。
その結果どうなったかと申しますと、あたしたちが知り得ることはこの世の摂理の一部にもかかわらず、全てを理解しているが如くに振舞うため、タガが外れて、極端に走ること、あるいは、盛んにルールーを作り、縛るようになりました。
しかし、あたしたちの知りえぬことがあることを認識し、あたしたちにわからないことがあるとの認識の方が、全てに余裕が出来るようです。
もう一度お天道様を意識するのが肝要のようです。

にほんブログ村

















