しかし、そうでしょうか。
日本では神や仏を思う心や風習があまりにも日常の生活の中に溶け込んでしまって意識されないようです。
意識されずにいるうちに作法もしきたりも忘れ去られていったようです。
その意味では、日本人は逆に一等高等な信仰心を持っているとも言えそうです。
例えをご披露します。
古くから日本では、一月一日に誰もが一歳年齢を重ねました。
一月一日はお正月の始まり、元日であると同時に自分たちが年を取る日でもあったわけです。
それが満年齢で歳を数え、自分たちの誕生日を祝うなどしたことが正月の行事の意義が薄れてきた原因かもしれません。
年が改まりますのは、新しい魂が宿る、あらたある(新魂留)日だったのです。
あたしたちの周りには、知らず知らずに日本の神様が祀られ、それが日常生活のなかに溶け込んでいたりいたします。
ある神職の方から教えて頂きました。

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